海と人間の体

地球上の哺乳動物は、その誕生・進化の過程で海水と同じ割合の成分からなる体液を持つようになったと考えられています。人間の体内には、体重のおよそ60%に相当する水分が含まれていますが、その内40%が細胞内に存在し、残りの20%が細胞外(血液を含む)に存在しています。この細胞外に存在する水分中のミネラルの組成が海水中のミネラルの組成と驚くほど一致していることが判っています(海水を3倍に希釈したものはリンゲル液とほとんど同じ組成を持っています)。従って、人間は陸上生活をしている今なお海の影響を受けていると言えます。人間は健康維持のために海水中のすべての成分を必要としています。
地球上には103種類の元素があります。その内60種類以上の元素が海水に含まれて居ます。これらの元素の内、海水に溶けているミネラルの割合は約3-3.5%です。その内、塩化ナトリウムが78.1%、塩化マグネシウムが9.6%、硫酸マグネシウムが6.1%、硫酸カルシウムが4.0%、塩化カリウムが2.1%、合計99.9%となります。残りの0.1%程度がその他の極微量元素で、鉄、フッ素、亜鉛、珪素、鉛、銅、セレン、ヨウ素、スズ、砒素、マンガン、モリブデン、バナジウム、ニッケル、コバルト、クロム、リチウムなどです。
人間の体内にもこれら全ての元素が存在していて、人間の体のいろいろな調節機能を果たすために重要な役割をしています。砒素、クロム、鉛など公害をもたらす重金属さえも人間の体の中には極微量ではあるが存在していて、それらが欠乏すると体の調子が狂うほど重要な役割を果たしています。
このように、海水の成分が生命の仕組みを作ったと言えます。これが、健康を考える場合の基本です。

人間の体の仕組み

人間の体には生命活動を安定した状態に保つ機能があります。それは恒常性維持機能と言われるものです。その中には免疫機能や、新陳代謝・生理機能をつかさどるホルモンの働きなどがあります。そして、これらの機能を活性化させ、人間の体を安定した健康な状態に保つために極微量ミネラルが必要不可欠だと言うことが判って来ました。しかも、これら極微量ミネラルは単独ではなく、何種類かのミネラルが共同して働く必要があるのです。だから海水の成分をそっくりそのまま体内に取り入れるのが理想的なのです。

人間はなぜ病気になるのか

免疫という防衛機能を発動させて、恒常性、つまり健康を維持しているのですが、何かの原因でこの恒常性維持機能が崩れた状態になると様々な病気が現れます。健康で、免疫機能が充分発揮されている時は容易に病気に犯されませんが、ひとたび免疫機能が低下するとさまざまな病気に掛かってしまいます。

健康を維持するには

もうすでにお分かりのことと思いますが、健康を維持するには恒常性維持機能を何時も正常に発揮させるようにしなければなりません。そのためには極微量元素が不足したり、欠けたりしないような食生活をしなければなりません。
ところが、現在私たちを取り巻いている食環境は必ずしも極微量元素を含む多種多様なミネラルを必要十分な量摂取出来ない状況になっています。
例えば、ミネラルの豊富な食材はなんといっても新鮮な野菜と言うのが常識ですが、現実はそうではないと言うのです。長いこと収穫第一主義で農薬や化学肥料を使い続けて来た日本の農地はすっかりミネラル成分が失われ、ミネラル不足の野菜だらけになってしまったと言うのです。50年前に比べてほうれん草と大根の鉄分は1/3に、人参のそれは1/2以下になってしまっていると言います。
最近では有機栽培が声高く叫ばれていますが、これは農地にミネラルを補給して地力を回復させようとする有効な方法です。
極微量元素を上手に摂取する方法として今注目されている方法は、海水の成分をそのまま濃縮して製造した天然海水塩を毎日なんらかの形で摂取すると言うものです。海から生まれた人間の体に海の水から取ったミネラルを補給してやると言う極めて生命の理に適った自然で、無理の無い方法です。

現代病は極微量ミネラル不足から

極微量元素の不足は、判っているだけでもガン、高血圧、肥満、骨粗鬆症、動脈硬化、情緒不安定などにつながるということです。昭和35年に導入されたイオン交換法によって製造された純度の高い塩が専売公社から発売され、それが普及するにつれて現代病と言われる、これまでには殆ど無かったような病気が出て来たということです。その現代病の代表例をあげて見ましょう。
アトピー性皮膚炎、湿疹、花粉症、気管支喘息、うつ病、ノイローゼ、いじめ、登校拒否症候群、セックスレス夫婦、インフルエンザ、等々です。

塩の上手な活用で健康維持を

極微量元素を含む天然海水塩を上手に使って、体の内外ともに健康になりましょう。皮膚の塩マッサージ:塩を大匙1杯ほど手のひらに取り、ぬるま湯を少量加えて、シャーベット状にします。これを角質のたまった部分にすり込みながらマッサージをします。塩の殺菌・消毒効果が皮膚を滑らかにし、清潔にします。
頭皮の塩マッサージと洗顔に:シャンプーで汚れを落としたあと、500mlのお湯に大匙1杯の塩を溶かした溶液で頭皮をマッサージします。毛根の健康維持と髪の毛のお手入れに良い効果があります。塩洗顔は殺菌効果で吹き出物などの予防になります。
アトピー性皮膚炎に塩水を塗布したり、花粉症の場合塩水で鼻を洗浄したり、皮膚の傷や炎症も塩水塗布で症状を抑えることが出来ます。また、塩水を飲むと便秘の解消、二日酔いや生理痛の改善、子供の夜尿症防止など、様々な効果があります。
調味料として、お漬物、焼き魚など塩が必須のお料理はもちろん、ご飯を炊くときやお味噌汁などに天然塩を使うと極微量元素の摂取だけでなく、うまみのある味付けが出来ます。
さらに、毎朝起きた時に、塩水をコップに1杯飲むと、胃腸が刺激され消化が良くなり、お通じを良くします。是非習慣にしたいものです。
(この文章は真島真平「現代病は塩が原因だった」、伊藤敬一「食塩と健康の科学」、川村昇山・杉野孝一郎「良い塩・悪い塩で健康に大差がつく」などを参考にまとめたものです。)

天然海水塩と竹塩の違い

竹塩は天然海水塩を王竹の筒に詰め、黄土で竹筒の口に蓋をして、800℃以上、最高2,000℃の温度で焼いて作ります。この操作を最大9回も繰り返して、最高品質の竹塩が作られます。

第一の違い:竹塩には王竹と黄土に含まれるミネラルも含まれていて、人間の体に必要なミネラルの宝庫となっています。これが、天然海水塩との違いの第一点です。

第ニの違い:天然海水塩は酸性食品ですが、焼くことによってアルカリ性食品に変化します。これが竹塩の天然海水塩との違いの第二点です。

第三の違い:天然海水塩に含まれているミネラル類は焼かれることによって、還元力の高い物質に変化します。従って、竹塩を摂取すると体内で活性酸素を不活性化し、人間の細胞の変質を防止する働きを持つ様になります。しかも、焼く回数を増やすほど還元力が高くなります。だから、9回焼きが珍重される訳です。これが竹塩の天然海水塩との違いの第三点です。

以上のように、人間の体に必要不可欠な天然海水塩をさらに焼くことによって人間の体にとって有用な成分に変化させたものが竹塩です。竹塩は韓国で、寺院のお坊さん達が長年の英知によって生み出したものですが、それをさらに引き継いで、それぞれ独自の製法を発展させたのが、ここでその製品をご紹介する仁山社と開岩社です。どうぞ、その効果をお試し下り、体の調子を整えたり、皮膚美容にお役立て下さい。

表をご覧下さい。天然海水塩の数値はプラスの値です。これは還元力ではなく、むしろ酸化力があることを示しています。ところが、2回焼きの竹塩は数値がマイナスを示すようになります。これは酸化力を持っていた塩が、焼かれることによって還元力を獲得するようになったことを示すものです。しかも、焼く回数が増えると、例えば9回焼きになると、このマイナスの数値がさらに高くなり、還元力が一層増大したことを示すものです。

色々な塩の還元力比較表
単位:mV
測定濃度天然塩開岩竹塩開岩竹塩(粉)開岩竹塩(粒)
100ml中結晶2回焼き9回焼き9回焼き
10g9-240-308-424
30g4-441-473-552
測定機器:東亜電波工業製PST−2739C
測定温度:30℃


竹塩余話
皆さんはヒマラヤン・ルビー・ソルト(ヒマラヤ・ルビー塩)と言うものを御存知でしょうか。これはヒマラヤ山脈で採掘された約3億年前に生成した赤紫色(ルビー色)をした結晶岩塩です。ヒマラヤ地方では昔から、この岩塩が人の健康に欠かせないものとして珍重されて来たそうです。
これは水に溶けるとほのかに硫黄の香りがし、高い還元力(-224mvという数値が示されています)を持っています。色、香り、還元力など、まさに9回焼き紫竹塩そのものにそっくりです。ヒマラヤン・ルビー・ソルトは恐らく地中で高い地熱と圧力により岩塩が溶融して生成したものと思われます。
天然自然の力で人知れず生成していたヒマラヤン・ルビー・ソルトと同じ物を、天日塩を高温で溶融するという、人工的な方法で作り出した昔の人の知恵は恐ろしいほどに天然自然の作用に近づいていたのですね。全く人の営みの不可思議さを思わずにはいられません。
竹塩は一定の製造条件で製造された、品質が一定した製品です。ヒマラヤ地方の人達がその健康維持のために珍重して来た岩塩と同じ物が工業的なより信頼性の高い製品として、皆様方のお手元にお届けすることが出来ます。